気まぐれワンデートリップで思ったこと

051011_green10月10日、天気はイマイチだったがずっと家にいるのもつまらないので、「ロマンスカーでも乗ってどこか出かけるか」と思案する。とはいえ夕方から池袋で仕事の打ち合わせがあったので、あまり時間に余裕は無い。とりあえず小田原まで行き、そこから湘南新宿ラインの特別快速とやらに乗ってみることにした。さらに帰りには唐木田行きのホームウェイを利用するという、ある意味贅沢なものである。以下、乗ってみて気づいたことを書いてみたい。

■LSEの後展望
ふだんホームウェイなどで乗ると「さすがにくたびれて来たなぁ」と感じるLSEだが、展望席にはやはり華がある。毎度のことだが、後展望でも十分に楽しめた。LSE独特の「倒すと座面が前にせり出す、角度調整のできないリクライニングシート」だが、角度調整できないのはともかく、座面が前にせり出すのは、結構イイんじゃないかと思ってしまった。

■湘南新宿ライン特別快速・グリーン車
小田原から池袋まで、結構な距離と時間。グリーン券はホリデー料金で少し安い(画像参照)。小田原駅では、特別快速の11分前に「踊り子」が来るのだが、ホームにいた人の多くは踊り子には乗らず、一本後の特別快速に乗車した。グリーン車はやはり2階から埋まるようだが、小田原出発時点では閑散としたもの。車両は最新型で清潔感が漂うが、座席のフィット感はイマイチ。

グリーン車に多くの人が乗って来るようになったのは、先発の東海道線普通電車に追いついた大船から。大船では、普通電車のグリーン車から乗り換えてくる人が多かった。逆に、特別快速から普通電車へとグリーン車を乗り継ぐ人もいたようだ。これらの人たちは、当然ながら磁気グリーン券を使用。というか、Suicaグリーン券を使っている人は少ない。そしてグリーン車と言えども、乗り降りが多いとさすがに落ち着かない。むしろ平屋席のほうが落ち着くか? 横浜からはかなり混雑してデッキに人が溢れた。池袋でも意外に乗客が入れ替わらない。

■RSE普通席
帰りはRSE使用のホームウェイ。この日乗った中でいちばん豪華な車両だと感じた。何より座席の作りが良いと思う。唐木田行きは鈍足なので、新宿〜新百合ケ丘に30分を要するが、RSEならOK。

■最後に思った
JRはやっぱり高い! 小田原〜池袋間の運賃が1,620円、これにグリーン車のホリデー料金(事前料金)を足すと2,370円になる。一方、ロマンスカーに乗って新宿経由で行くと、1,870円で済むのだ。所要時間は、ロマンスカーを使うと湘南新宿ラインの特別快速より10分ほど余計にかかる。しかし、2,370円あれば新宿までゆったり座れて、サンドイッチまで食べられるじゃないか(笑)

いずれにしても、小田原駅で誰も「踊り子」に乗らないのはわかるような気がする(そこかよ)。

小田急電鉄 7000形LSE新塗装11輌セット(TOMIX製 Nゲージ)
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EXEはEXEという乗り物に進化しろ!

金曜日に唐木田行きの「ホームウェイ」(RSE)に乗りなが、「ロマンスカーの乗る」ということについて考えてみた。ロマンスカーは、言うまでもなく小田急のイメージリーダーであり、目的や行き先が何であれ「ロマンスカーに乗る」ということはちょっと特別な行為だった。それを考えると、今日「EXE」に乗るということは、ちっとも特別なコトではない。ビジネスマンが新幹線で新横浜から三島まで乗るのと、私がEXEで新宿から新百合ケ丘まで乗るのとでは、ユーザマインド的には似たようなものだろう。逆に、唐木田行きの「ホームウェイ」がRSE車だと、なんだか得した気分になる。それこそ15年前、平日夜の「あしがら」でLSEに当たったときと同じような感覚と言える。「ちょっと特別な乗り物に乗っている」という感覚が、RSEにはある。EXEには、それがない。

以前にこのブログで「いっそEXEにも展望車を」と書いたのだけれど、最近は「EXEはEXEとして、別の”特別”を追求したらどうか」と思うようになった。いっそのことEXEは「ロマンスカーのビジネスクラス」として位置づけたら良いのではないだろうか。いっそのこと「ロマンスカー」という名前を返上し、「EXEはEXEという乗り物なのだ」と開き直るのも悪くない。というか、それくらいやってほしい。そろそろ、登場から10年を迎えようとしているわけだし(早いもんだ)。

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EXEの「いちばん後ろ」と「レガシー・スーパー・エクスプレス」

051005exe9月30日の金曜日は、今年何度目だか忘れたけれど「行きも帰りもロマンスカー」。行きに新百合ケ丘からのった上り「はこね」では、なんと1号車の1A、つまり最後尾の座席になった。最後尾といってもEXEだから、後展望じゃないのが少し残念だった。帰りはLSEの「ホームウェイ」。リニューアル後のLSEは、何度乗ってもチグハグした内装の配色に馴染めない。チグハグさがかえって古さを感じさせるんだよな〜なんて思いながら思い浮かんだ言葉が「Legacy Super Express」……。でもカタチはかなり好きですよ、LSE。

小田急ロマンスカー7000形LSE(新塗装)11両セット(トミックス)
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送電線切断、ロマンスカー全滅!

本日なんと、海老名において工事業者が送電線を誤って切断するという大チョンボ発生! 相模大野〜秦野間が5時間も不通になった。相模大野〜新宿間においては急行と各駅停車が運転され、それなりの本数が確保されたようだが(自分も14時過ぎに急行に乗ったが、とくに混乱はなかった)、ロマンスカーは全滅、午後から全便運休となった。まったく、とんでもないことが起こるものである。

不通になった区間の利用者も、たまったもんではない。バスやタクシーで厚木・海老名・秦野の各駅に出るとか、伊勢原からたくさん出ている平塚駅行きのバスに乗り東海道線を使うことになるのだろうか。

【単品】チョロQ 小田急交通タクシー 昼バージョン
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「スーパーひたち」に乗ってきた

050927_s_hitachi連休にいわき市まで用事があり、行きは上野経由でJR常磐線の特急「スーパーひたち」を利用した。新幹線のない常磐線ルートにおいてもっとも速い列車であり、水戸や日立といった中規模の都市を通ることもあり、自由席は満席だった。小田急ロマンスカーの「EXE」よりひと世代前と言える「スーパーひたち」だが、いわき行きや仙台行きなど長距離を走る列車のため、居住空間はなかなか快適なもの。高速で走っているときに、車体が「プルプル」と小刻みに震えるのは頂けなかったが、サービスそのものは合格という感じ。窓が意外に大きくて、景色もよく見ることができた。

ただ、東京〜いわき間の高速バスが「スーパーひたち」の半額近い金額で利用できることを考えると、もう一押し欲しいところではある。また、上野〜いわき間は意外に直通の普通電車が多い。直通でなくても、水戸で一度乗り換えるだけ済む時間帯もあるので、結構使えるかもしれない。普通電車利用の場合、所要時間は3時間45分〜4時間ほどで3,570円。「スーパーひたち」が2時間10分〜15分前後で6,190円(指定席)。東京〜いわき間の高速バスは3,150円、東京発3時間、いわき発3時間30分(降車専用の綾瀬駅前まで3時間)だ。

651系「スーパーひたち」7両基本セット(カトー製Nゲージ鉄道模型)
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ロマンスカーを短距離乗車

先週のことだが、立て続けにロマンスカーを「短距離乗車」した。1つ目は大和から新百合ケ丘まで。三ツ境に用事があって、大和から帰るときに小田急線のホームに上がったら、すぐに来るのが「えのしま」だった。特急券券売機を見ると、数人の方が新百合ケ丘までの特急券を買っている。「じゃぁ私も」ってことで、乗ってしまった。目的地は相模大野と新百合ケ丘の間にある某駅だったのだが……新百合ケ丘で下車して改札外の書店に立ち寄り、小田急に対して仁義を通す。2つめは、お馴染みのホームウェイ号で、新宿から新百合ケ丘まで。こちらは久しぶりのRSE車だった。唐木田行きのホームウェイ号は、距離こそ短いものの乗車時間は30分ほどと、通常時の新宿〜町田に匹敵するが、ゆとりある空間と「着席」の魅力は揺るがない。

しかしRSEに乗って思うのだが、VSEが出た今となっては、やはりRSEがサービスレベルの「下限」だろう。そのRSEとて、バリアフリーという難題を抱えているのだ。「VSEは増備されない」という噂が絶えないが、次なるロマンスカーはどのようなコンセプトとサービスレベルを持って登場するのだろうか。

モデモ 小田急電鉄 20000形「RSE」7両セット【税込】NP501.オダキュウロマンスカーアサ [NP501...
モデモ 小田急電鉄 20000形「RSE」7両セット【税込】NP501.オダキュウロマンスカーアサ [NP501…

10月から小田原〜箱根湯本間だけでもロマンスカー利用が可能に

小田急電鉄がプレスリリースで発表した内容によると、10月1日から、箱根登山線の小田原〜箱根湯本間”のみ”の乗車でも特急ロマンスカーの利用が可能になるという(つまり今まで不可能だった)。空席がある列車に限り、大人200円・小人100円の「座席券」を発売するというもの。もちろん、この「座席券」を発売するのは小田急ではなくて箱根登山鉄道だ。座席券の発売箇所は、小田原駅と箱根湯本駅のホーム上。

プレスリリースを引用すると、

当該小田急ロマンスカーの出発前に空席がある場合に限り、駅係員が構内放送等でご案内いたします。係員より座席券をお求めいただき、当該ロマンスカーの空いている席を利用することができます(サルーン・特別席を除きます)。なお、座席券は当該ロマンスカーの出発時間前のみの発売となり、事前発売はいたしません。

とのこと。ってことは、前展望は空いてればOKなわけだ。
小田原〜箱根湯本間の所要時間は、列車にもよるが15分ほど。

小田急電鉄3100形ロマンスカーさよなら3100形11輌セット(マイクロエースNゲージ)
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VSEの後展望ムービー

9月某日に、町田から新宿までVSEを利用した。そのときにおもちゃデジカメのムービー機能で撮影した、後展望ムービーをお届けする。先日の「歪む車窓」の続編ってことで。前展望はあっても、後展望はあまりないんじゃないかと思う。公開する区間は、向ケ丘遊園〜成城学園前。ちなみに、見ればわかるがエアコンのノイズばっかりなので、音的にはまったく楽しくない。

リンク: VSE後展望.

マイクロエース【鉄道模型】NゲージA-8157小田急ロマンスカーさよなら3100形NSE
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新宿駅の足下ランプがなくなった

TS320010新宿駅・急行ホームで乗車位置を案内していた足下ランプが、8月末から使われなくなっているようだ。5日の午後に新宿駅に行ったら、写真のような状態になっていた(周りに人がいないことを確認して、フラッシュを使わずにケータイでスナップ)。ちなみに以前は乗車位置に2つのランプが埋め込まれていて、点灯と点滅の違いで乗車位置を案内していたんだけど、ちょっとわかりにくかった。確か先発は点滅、次発は点灯と言った単純なものではなくて、○時○分発小田原行きは左側の点滅ランプ、○時△分発片瀬江ノ島行きは右側の点灯ランプ、しかも小田原行きが発車していくと左右の点滅/点灯が入れ替わって、片瀬江ノ島行きを待つ列が左から右に移動——というふうになっていたと思う(実はウロ覚え……ようするに”先発は左、次発は右”ってことでしかなかったので)。今の表示のほうが単純でわかりやすいので良い。

マイクロエース 小田急電鉄 3100形「ゆめ70」11両セット【税込】オダキユウ3100ケイユメ70 11リ...
マイクロエース 小田急電鉄 3100形「ゆめ70」11両セット【税込】オダキユウ3100ケイユメ70 11リ…

VSEの気になるところ

TS320004写真は、8月のある日に捕らえたVSEの連結部分。転落防止のための幌。ご覧の通りボロボロだ。こんなにすぐボロくなるくらいなら、上から色を塗ったりしなければ良いと思うのだが……。また写真こそ撮らなかったものの、車内の客室とデッキを仕切るドアのタッチセンサーがわかりにくいということで、それを案内するためのステッカーが貼られている。それが、いかにも「オフィス文書」的な書体なのだ。もうちょっと、デザインされたものにしてほしいと思う。

小田急電鉄3100形ロマンスカーさよなら3100形11輌セット(マイクロエースNゲージ)
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