残り僅か!小田急9000形

060304_oer9000たまには通勤電車の話題もいいだろう。このブログでもときどき紹介していた9000形だが、どうやら今年度中に姿を消すようだ。ネット上でいろいろ調べたところ、もう6両編成3本しか走ってないのだとか。土曜日に町田から中央林間に行く際、先発の快速急行で行こうと思っていたのだが、町田始発の各駅停車が9000形だったのでわざわざ乗ってしまった。これだけ出会う確率が低いと、もう乗れないかもしれないなー。

リンク: 小田急ロマンスカーだより: 廃車が始まった小田急9000形.
リンク: 小田急ロマンスカーだより: 小田急9000形電車のサウンド.

Bトレインショーティー 小田急電鉄・5000形 2輌編成セット
Bトレインショーティー 小田急電鉄・5000形 2輌編成セット

まもなく10周年を迎える30000形EXE

060302_exe1996年3月23日にEXEがデビューしているので、2006年で10周年ということになる。このブログでは様々な角度からEXEを擁護してきたが(笑)、よくよく振り返ってみると、EXEに関する画像が少ないことに気づいた。そこで、まだ掲載していない画像ってなかったかなぁ……と探して見つかったのがコレ。どういう状況で撮ったのかわからないんだけど、EXEの最後部。どうやら乗務員室に車掌が乗っていないときに撮ったようだ。運転室の居住性は、ロマンスカーの中でもRSEと並んでピカイチのはず。でも「自分の空間」に浸れるLSEやHiSE、VSEと比べると、どっちがいいのかな。「車掌室」という観点から見ると、LSEやHiSEは狭苦しいから、EXEのほうが圧倒的にいいだろう、たぶん。

Bトレインショーティー小田急ロマンスカー10000形HiSE
Bトレインショーティー小田急ロマンスカー10000形HiSE

VSEにグッドデザインマーク掲示

VSEがグッドデザイン賞を受賞したことを記念して、1月14日(土)からGマークを掲示して走行するとのこと。そういえば以前EXEもGマーク出して走ってたっけ。ちなみにGマークの使用については、受賞から1ヶ月は無償で、それ以降が有償だ。VSEにはいつまで掲示されるかな?

さて、本日ようやくロマンスカーに乗り、今年の初乗りを果たした。もちろんホームウェイ号なんだけど……ちなみにRSEだった。

トミックス 小田急電鉄 7000形LSE 新塗装【税込】TOMIX 92743 [TOMIX92743]
トミックス 小田急電鉄 7000形LSE 新塗装【税込】TOMIX 92743 [TOMIX92743]

強いて言えばココがヘンだよ!VSE

予告通りVSEの話題。VSEが今年の小田急ロマンスカーにおいて最大の話題であったことは間違いない。自分は4回ほど乗ったが、確かに素晴らしい車両だと思う。だけど、心の中に少し「?」な部分があるのも事実。

VSEが出たことで改めて認識されたのは、小田急のロマンスカーとは「ひとつのブランドである」ということだ。そしてVSEでは、前モデルに欠けていた「エクスペリエンス」を重視した車両であるということも、乗ってみて十分にわかった。小田急のロマンスカーには、「箱根に行くデラックスな特急」と「確実に座れる快適な都市間特急」という二面性があるが、双方のニーズを1つの車両で満たすには限界があるということを、EXEが明らかにしてしまった。EXEは実に快適な車両であるにも関わらず、エクスペリエンスという面では過去ロマンスカーに劣っているのは確かで、「狭くてボロくてチャチなLSEのほうが、EXEよりもお客さん(とくに観光客)に人気がある」という事態に陥っていた。そんな状況の中で「決定打」として出されたのがVSEと言える。

だけどね、だったらロマンスカーというものをイチから見直して、誰もが息をのむようなモノを作ってほしかったと思う。そして新たなブランド構築の第一歩としてほしかった。確かにVSEは乗ればとてもルーミーでサービスも良く、華やかな列車だと思う。でも、ナゼに前展望? ナゼに連接車? ナゼにシートサービス?

いや、それが悪いと言っているのではないけれど、結局のところVSEは「ロマンスカーは前展望じゃなくっちゃ」「ロマンスカーは連接車じゃなくっちゃ」「ロマンスカーはやっぱりワゴン販売じゃなくてシートサービスじゃなくっちゃ」という、「○○じゃなくっちゃ」の集合体のように思えてくるわけ。それって「スカイラインはハコ車っぽくなくちゃ」「スカイラインはタコ目じゃなくっちゃ」「スカイラインにはGT-Rがなくっちゃ」っていうのと、実は大差ないレベルなんじゃないか、と。すごくイイ車両だしイイサービスなんだけど、意外と目標が低いところにあるようにも思える。金がかかってるのはわかるし、日本を代表する私鉄特急であることは、疑う余地ははいんだけどね。

「ビスタカー」というブランドを築きながら「アーバンライナー」を打ち出した近鉄のほうが、役者が上なような気がする。

鉄道コレクションBトレイン小田急50000形VSE
鉄道コレクションBトレイン小田急50000形VSE

小田急電鉄 50000形「VSE」10輌セット(トミックス)
小田急電鉄 50000形「VSE」10輌セット(トミックス)

小田急ロマンスカー写真付き切手 
小田急ロマンスカー写真付き切手 

プラレール S-37 小田急50000形ロマンスカー
プラレール S-37 小田急50000形ロマンスカー

めっきり減った

051115_9000そう、「きゅーせんけー」の数がめっきり減っているみたいだ。この写真は5月のモノの使い回しなのだが、写っている編成もすでに廃車されているらしい。扇風機が付いた暑い電車(4000系のことです)もあっという間に消滅したし、消えるときはあっさり消えるもんだ。先日9000系の各駅停車に乗ったとき「このうるさい電車にも、あと何回乗れるのかな」と思った。本来の用途である地下鉄乗り入れからは早々に追い出され、小田急の中で中途半端な存在になってしまった9000系。省エネ設計なのにモーター車の比率が高すぎて、全然省エネになってなかった9000系。鉄道ファンの方、乗るなら今のうちですよ。

ココに走行音あります。

実は初めて聞いたVSEのミュージックホーン

今日の夜、小田急線の町田駅上りホームに上がったらちょうどVSEが発車するところだった。VSEで復活したミュージックホーンを、初めて拝聴(ってほどでもないが)。今までVSEには4回乗っているのだが、そのうち2回は中間車で、残りの2回が後展望。発車シーンもわざわざ駅で眺めたりしたことがなかったので、ミュージックホーンの音を聞くことができなかったのだ。でも実際に聞くと、やっぱり懐かしい。むかしNSEなんかが、鳴らしっぱなしで駅を通過したいたのを思い出す。

鉄道コレクションBトレイン小田急50000形VSE
鉄道コレクションBトレイン小田急50000形VSE

VSEの後展望ムービー「駅名対応版」

以前紹介したVSEの後展望ムービーに、通過する各駅の駅名を入れたバージョンを作ってみた。とりあえず、お試しバージョンをここにアップ。画面サイズは320×240で、ビデオiPodに対応している(ハズ)なのがウリと言えばウリかな。

051105_vse.movをダウンロード

再生にはQuickTimeが必要です。入手は以下からどうぞ。
リンク: アップル – QuickTime.

後展望ムービーのフルバージョンは、以下のURLからどうぞ。ファイル容量を圧縮することを優先しているので、画質が悪いのはあらかじめご容赦を。

前編:百合ケ丘〜祖師ケ谷大蔵(24MB)
後編:祖師ケ谷大蔵〜新宿(37.6MB)

ムービーのお持ち帰りはリンクの右クリック(ワンボタンなマカーの皆様はコンテクストメニューで)でどうぞ。あ、このブログの左下にPodcast フィードもあるから、iTunesユーザのみなさんはよろしく。

JR371系の極上空間

051020_371_01水曜日の仕事帰り、新宿からロマンスカーで帰ろうと券売機のところに行ってみると、30分後の「あさぎり」に僅かに空席があったので利用した。南口改札からホームに降りれば、そこにいるのはJR371系。そうか、そういえばこの時間の「あさぎり」は371系だったんだ。今まで町田から新宿までは乗ったことがあったんだけど、新宿から乗るのは初めて。前回はグリーン車だったが、今回は普通席を購入した。しかし、特急券を確認してみると2階建ての「3号車」と書いてある。こりゃラッキー!

051020_371_02JR371系には2階建てグリーン車が連結されているんだけど、1階は普通席。しかも座席の配置はグリーン車同様の「1列+2列」で足もとも広々という、超乗り得車両なのだ。実際に席についてみると、ほかの普通席と同じ料金なのが申し訳ないと思えるほど。1階席がセミコンパートメントになっているRSEでは、こうはいかない。さっそくリクライニングを倒してくつろぎモード。

051020_371_03走り出すと、他のロマンスカーとは雰囲気の異なる車内放送が流れる。なんとなく、新幹線ふうって感じ。「ロマンスカー」というフレーズも出てこず、「特急あさぎりをご利用いただき……」と言う。車内販売もJR東海の関連会社が担当している。モーターの付いてない2階建て車両はとっても静かで、車内の通り抜けができないから人も通らず、30分足らずだけどとても快適な時間を過ごすことができた。また狙って乗ってみたいと思う。

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それがEXEのいいところ

051018_exe写真は相模大野で連結される「えのしま/はこね」(「えのしま/さがみ」だったかも)だ。小田原方面からの6両と江ノ島方面からの4両を連結して、10両で新宿に向かうところ。EXEが登場したときは町田で連結と切り離しをしていたが、今ではすべて相模大野に移っている。このように分割・併合できるのはEXEの大きなメリットだが、10両という大きなキャパで新宿から小田原まで通して運転できることもEXEのメリット。最近ではむしろ、後者のメリットのほうが発揮できているようだ。平日夕方の上りではビジネスユースで結構な乗車率になることがあるし、夜には「ホームウェイ」として帰宅客を満載する。また、週末には「ロマンスカーらしくない」と陰口を叩かれながらも、大きなキャパを活かして観光客を満載している。多くの人に着席チャンスを与えて、ゆとりある移動空間を提供する——そういう意味では、EXEはその力を100%発揮していると言えるだろう。

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EXEはEXEという乗り物に進化しろ!

金曜日に唐木田行きの「ホームウェイ」(RSE)に乗りなが、「ロマンスカーの乗る」ということについて考えてみた。ロマンスカーは、言うまでもなく小田急のイメージリーダーであり、目的や行き先が何であれ「ロマンスカーに乗る」ということはちょっと特別な行為だった。それを考えると、今日「EXE」に乗るということは、ちっとも特別なコトではない。ビジネスマンが新幹線で新横浜から三島まで乗るのと、私がEXEで新宿から新百合ケ丘まで乗るのとでは、ユーザマインド的には似たようなものだろう。逆に、唐木田行きの「ホームウェイ」がRSE車だと、なんだか得した気分になる。それこそ15年前、平日夜の「あしがら」でLSEに当たったときと同じような感覚と言える。「ちょっと特別な乗り物に乗っている」という感覚が、RSEにはある。EXEには、それがない。

以前にこのブログで「いっそEXEにも展望車を」と書いたのだけれど、最近は「EXEはEXEとして、別の”特別”を追求したらどうか」と思うようになった。いっそのことEXEは「ロマンスカーのビジネスクラス」として位置づけたら良いのではないだろうか。いっそのこと「ロマンスカー」という名前を返上し、「EXEはEXEという乗り物なのだ」と開き直るのも悪くない。というか、それくらいやってほしい。そろそろ、登場から10年を迎えようとしているわけだし(早いもんだ)。

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