寝台列車は「カーペット」か「個室」がいい

先月、アサヒコムで寝台列車(ブルートレイン)の衰退に関する記事が出ていました。アサヒコムの記事はそのうち消えるでしょうから、リンクはこっちを貼っておきます。

リンク: はてなブックマーク – asahi.com:消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退 – 暮らし.

飛行機の(年々しょぼくなっていく感のある)各種割引、格安ツアーを含む夜間高速バスの隆盛、ビジネスホテルの価格破壊などがあって、長距離の移動に寝台列車を使う人は少なくなりました。東京を新幹線の最終よりも遅く出て、始発よりも新大阪に早く着く寝台急行「銀河」などはそれなりに価値があると思うのですが、寝台があることによって新幹線「のぞみ」よりも運賃が高くなるというのは、やはり抵抗感を感じてしまいますね。

今やこんな高速バスだってあるんだし。

リンク: 高速バス・夜行バスのJRバス「プレミアムドリーム号」東京・大阪.

東京から九州方面へ行く寝台特急には、とくに企画乗車券も用意されていません。往復ともJRなら往復割引になる程度でしょうか。九州内を旅行するのだ、というのであれば「周遊きっぷ」を使うこともできるでしょうけど……もうちょっといろいろ企画があっても、バチは当たらないと思うのですが、そもそもてこ入れする価値すらなくなってきているのでしょう。それは、東京駅で発車待ちをしているブルートレインの車体を見ればわかります。もう、本当にボロボロなんですよね、何年も前から。

一方で東京から北海道方面なら、「ぐるり北海道フリーきっぷ」で北斗星に乗れます。その北斗星も(2本→1本)削減対象のようですが、まぁ季節変動を臨時列車の増減で調節したほうが現実的ってもんですね。豪華な「カシオペア」もあるわけだし。

リンク: JR東日本:おトクなきっぷ.

個人的には、一度乗ったら乗り換え無しで遠くまで行ける、車内を自由に移動できる、寝ている間に目的地へ着く——そんな移動手段も確保してほしいと思っています。ただ、時代は安さを求めているので、鉄道の場合でもふつうの特急電車を使った夜行快速「ムーンライトながら」とか「ムーラントえちご」みたいなの、そして「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」「あけぼの」等のカーペット車(カーペット敷のベッドがあって、寝具の類いが一切ない替わりに、寝台料金も発生しない)がウケるみたいです。そうでなければ「個室が良い」と。「銀河」なんかは、ムーンライト化したほうが利用されるでしょうね。

普通の座席やカーペットの先は、いきなり個室。中間の存在は求められてないのかもしれませんね。私自身も、カーペットか個室じゃなきゃイヤです(笑)

去年乗った「北斗星」は、個室B寝台でした。

北斗星
北斗星 posted by (C)macforest


KATO 10-399 E26系カシオペア6両基本セット※08年1月再生産予定※


TOMIX 2215 DD51 JR北海道色※12月再生産予約品※


EF81カシオペア(KATO 製 Nゲージ 交直流電気機関車)