月曜、ある人とWebメディアにおける記事広告の値段についてちょっと話した。
1ページ1,500文字くらい、写真4〜5点くらいで、全5ページ。記事は編集部で企画・制作……そんな感じの記事広告をやるとすると、クライアントにはどれくらいの請求になるのか。もちろん、どんなジャンルの媒体か、どんな人たちにリーチできるのか、そしてどれくらいのユーザーを抱えている媒体かによっても異なるが「果たしていくらくらいだろうか」と。
IT系中心の総合情報サイトの広告資料を見ると、だいたい大雑把に見て制作費込みで、200万〜240万円くらいの料金設定になっているようだ。実際はディスカウントされているだろうが、目安にはなる。ではどんなWebメディアでも、1ページ1,500文字くらい、写真4〜5点くらいで、全5ページの記事広告に対して240万円という料金が設定できるのか——そんなわけがないことは、オトナなら誰でもわかるだろう。
Web上で広告料金をオープンにしている会社は結構多いので、それを読ませてもらうと参考になる。サイト全体の月間PVが1,500万超であったりとか、ひとつの記事広告に対する導線(バナー、テキストリンク等)の合計インプレッション(想定)が4週間で1,000万impとか、そういう数字が出てくる。その規模で、200万とか240万とか。
でも実際にはいろんな広告商品があって「ある特定の連載記事だけスポンサードして、各回のページ下部にバナー広告&商品紹介を入れて、1ヶ月に記事4〜5本で50万円!(もっと安い金額を聞いたこともある)」みたいな売り方も、現実には行われている。雑誌で例えると、ミニ特集の扉対向に純広入れてもらう感じ。広告主が記事に干渉できるわけではないが、自社のプロモーションに繋がる記事であれば、そしてコスト的に見合うと判断できれば、出稿する価値があるだろう。
弱小メディアは、いくらニッチとか、特定分野にリーチできるとか言っても、こういった現実を無視することはできないよね……とか。
インプレッションが大手の1/1000だったら、記事広告の値段は2,400円!? (笑)……とかいうのは冗談で、制作費込みでせいぜい30万〜50万!? とか。
そんな話をしてたわけだけど、しょせん僕らは媒体社といっしょに打ち合わせに同席して「えー、そんな値段で売って、原稿料○円なんだ〜」とか、心の中でつぶやくくらいしかできません。いや、本当に、たまーに、ライターとかも同席してる場で見積披露したり、見積金額入りの企画書をライターに送ってしまう営業って、いるのですよ(笑)