日経トレンディで飛行機、クルマ、鉄道を比較した特集

日経トレンディの2008年8月号、もう発売されてだいぶ日にちがたってしまいましたが「旅行・出張 最得ルート」という特集でした。書こう書こうと思っているうちに、もう次号が近づいているじゃないか!

国内の移動における、時間やコスト、快適性を比較する記事でした。それほど深い内容とは思いませんが、お金や時間だけではなく、移動のスムーズさや居心地などもしっかり比較しているところは面白いと思いました。しかも1ページだけですが小田急ロマンスカーの魅力を比較する記事まであります。「RSEの居住性はEXEには劣る」みたいなことが書いてあって、さすが鉄ヲタみたいなバイアスがかかっていない媒体は、正しいことをあっさり言ってのけるなぁと思った次第。


男が知らない「おひとりさま」マーケット

週刊東洋経済「鉄道革命」特集の反応がすごい、らしい。

先日紹介したこちらの件。

リンク: 小田急ロマンスカーだより: 今週の東洋経済の特集が「鉄道復権」な件.

今週の週刊東洋経済の特集タイトルが「鉄道革命 世界で大復権がはじまった!」でした。東洋経済1冊のうちの半分が鉄道特集なのですから、こりゃもうびっくりなわけです。で、こちらのブログと、もうひとつの「TTPO」(右カラムからどうぞ)のほうに紹介記事を書いた後、さらにびっくり。

私が書いたエントリは正式な特集タイトルではなく「鉄道復権」と書いたわけですが、それでもTypePadのアクセスログを見てみると「東洋経済 鉄道」とか「東洋経済 鉄道特集」で検索して来られる方がたくさんいたのです。しかも、ふだんはふつうのGoogle検索やMSN、Yahoo経由で検索してたどり着く人が多いのに対して(多いキーワードは「ロマンスカー 時刻」など)、今回はGoogleやYahooでもブログ検索が多く、また、Technoratiから来る人も多かったです。

とくにTTPOなんて最近はじめたばかりでほとんど記事も書いていないから、1日のアクセスがひと桁のことも多いのに(笑)、東洋経済のことを書いてからアクセスが4倍くらいになりました(それでもまだ二桁w)。

さいきん「鉄道」というキーワードに対して、敏感というわけではないけれど、「ふと目をやる」というレベルの人が増えていることもあるでしょうが、何よりも、東京の通勤電車に週末のうちから「鉄道革命」と書かれた中吊りを掲示した効果は大きかったようで、今週の週刊東洋経済はキオスク等での減り方が早かったようです(実際の数字はわかりませんが、感覚として)。

しかも読んでみると、鉄道趣味誌なんかよりもずっと面白い。単純に比較するべきものでもないのでしょうが、いわゆる鉄道趣味誌が「○○圏の輸送」なんて硬派な特集を組んでも、ダイヤや車両のバラエティ、ただ乗っただけの乗車記、趣味者の視点にも生活者の視点にもなりきれない中途半端な分析記事に終始しているのに比べたら、今回の週刊東洋経済「鉄道革命」特集は、それはもう硬派でした。

しかもただ硬派なだけではなく、高速鉄道の覇権争いの一方で「世界一遅い特急」なんてコラムを挿入したり、N700系の技術背景を紹介したかと思えば日本の「鉄ブーム」にもちゃんと照準を当てたりと、硬軟織り交ぜかたが上手だったと思います。

日本の総合商社がヨーロッパ等で鉄道ビジネス、とくに機関車や貨車のリースをしていることをとか、トヨタの自動車部品がJR貨物で国内を運ばれるだけではなく、シベリア鉄道でロシアにも送られていること(追記:今のところトライアルで4回実施とのこと)、そしてスイスやフランスにおける「税金の使い方」など、もうどれをとっても読み応えがありましたね。

第2特集の東芝・柴田社長が霞んでます(笑)


NEW洗剤革命2【ポイント10倍】【母の日】

「クチコミの技術」に乗り遅れた

[mi]みたいもん!のいしたにさんが書かれた「クチコミの技術」という本。



リンク: Amazon.co.jp: クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング: 本: コグレ マサト,いしたに まさき.



とても面白そうな予感がして、ぜひとも読んだ上でこの「ロマンスカーだより」にも応用したいとたくらんでいるのですが(笑)、ちょっとばかり障壁があるというか、私ったらいきなり失敗したっぽいんです。



アマゾンで先行発売されたんですけどね、リアル書店でどんな置かれたかをしてるのか確かめたい気持ちもあって、アマゾンはスルーしていたのですが、今日いくつか書店を回ったところ……



置いてない!



アマゾンのランキングで人気の本がリアル書店で買えない。しかも「リアル書店で買う」という選択そのものが「すでに出遅れている」というのは、ある意味でこの本を象徴しているような気がします。



なので、私もアマゾンで買います。



(注・あくまでも私の行動範囲での話ですので……)





小田急、地下鉄千代田線乗り入れロマンスカー「MSE」の製造を発表

東京メトロ千代田線から小田急線方面に運転される特急ロマンスカーのデザインが、小田急電鉄よりついに発表されました。形式はインフレ極まる(笑)60000形。相性はMulti Super Expressの略で「MSE」です。2008年春に営業運転を始める予定だそうです。あくまでも「地下鉄乗り入れにも対応したロマンスカー」ですので、おそらく今の「さがみ」系統にも使われるでしょうし、もしかしたら「あさぎり」なんかへの投入もありえると思います。


20m車で4+6両とのことなので、この点は今のEXEと同じ。デザインはVSEに引き続き、神戸芸術工科大学教授の岡部憲明氏。さすがに展望席はありませんが、VSEの流れをくんだデザインのようです。しかしブルーっていう車体色(名付けて『フェルメール・ブルー』)は、どうなんすかね?


Bトレインショーティー小田急ロマンスカーLSE7000形(新塗色)


Bトレインショーティー小田急ロマンスカーLSE7000形(新塗色)






電車はどうやってできるの?

ロマンスカーとは関係ないのだが、面白そうな本を見つけたので。題して「鉄道車両のパーツ 製造現場をたずねる」。小学生の頃に社会科見学で日産の工場に行ったことはあるけど、鉄道車輛の工場は見たことない。出版社はこちら。どなたか勇気のある方はどうぞ!

鉄道車両のパーツ 製造現場をたずねる

鉄道車両のパーツ 製造現場をたずねる