25日、JR東海が「中央リニア新幹線」のうち東京〜名古屋間を自費で整備すると発表したのは皆さんご存知かと思います。
リンク: JR東海、自己負担でリニア新幹線整備へ 東京−名古屋 (1/2ページ) – MSN産経ニュース.
中央リニア新幹線は、輸送力が逼迫している東海道新幹線を補完するため、そして災害時の代替ルート(何かあっても、どっちか使えれば東名間の動脈は保たれる)という意味合いもあります。JR東海はその建設費を5兆と見積もっているようですが、果たして本当に5兆円で作れるのか、また、中央新幹線はJR東海、一方で並行在来線はJR東日本、JR東海、JR西日本に股がるということで、利害の調整も難しそうです。例えば東京と新宿と八王子と大月と甲府に駅ができたら、中央線の特急「あずさ」や「かいじ」の乗客が激減することは明らかですよね。
また、これから日本の人口が減っていったら、どうなるのでしょう。
そもそも、今の東京のどこに中央新幹線を通すのかわかりませんが……八王子くらいまで、大深度地下でしょうかね。っていうか大深度地下とトンネルだらけになるのでしょうね。
リンク: 需要は?建設費は?東京での駅は? 課題山積リニア計画 – MSN産経ニュース.
ちなみに、磁気浮上式リニアの世界最高速度(試運転時)は、日本の山梨リニア実験線で達成した581km/hで、有人走行でした。一方、ふつうの鉄道車両の世界最高速度は、フランスのTGVが試験車両で達成した574.8km/h。速度という面では通常の鉄道も肉薄しています(ノビしろがどれくらいあるかは、わかりませんが)。
個人的にはですね、JR各社の縄張り争い(というかJR東海の【名古屋が日本の中心】的な発想)はどうでも良いですから、成田空港と羽田空港を磁気浮上式リニアで結ぶべきだと思いますね。東京〜名古屋より近いよ。