よっぽど自信ないんだと思うな、それか…

先月新幹線に乗ったとき何か忘れたと思ったんだけど、コレ確かめるの忘れとった。

リンク: マクドの記事広告 | smashmedia.

帰りの新幹線にあった『WEDGE』で微妙な記事広告を発見。

記事広告自体はよく見かけるし、自分も制作に携わるわけですが、とはいえねぇ。いちばん最後まで目を通してやっと「広告」ってわかるようでは……。それに、製品やサービスならともかく、ビジネスを賞賛するような(と推測します)記事で最後に「広告」って、そりゃ読んだらげんなりするだろうよ。

こういうのは勘弁して欲しいですね。だって、一度こういうのに出会って「ケッ」って思った読者は、もしかしたら今後、記事を見開いてまず四隅を見回し、どこかに「広告」って書いてないか確かめるようになるかもしれませんよ。そのうち「4ページ目に広告って書いてある」とか、出てきたりして(画期的!)。

こんなことやってると、ちゃんとした記事とか、ちゃんと青信号を渡ってるタイアップ記事とか、全部ひっくるめて疑われるというか、読者からダメ出しされかねない。というか、されつつある感じがする。

だから私は、こういう広告を出稿できちゃう(代理店を含めた)広告主の神経を疑います。

ちなみに最近一部の界隈で話題のペイパーポスト(PPP)も、発注する広告主がいるから成り立ってるし、インチキ臭いPPP会社があったとして、それが成立しているのも、広告主がいるからなんでしょ。

その広告主は、よっぽど商材に自身が無いんだと思う。

もうひとつ河野氏の古いエントリから引用させてもらう。

リンク: ブロガー厚遇施策ってなんだろう | smashmedia.

あと、あえて「厚遇」について言及するとすれば、ブロガーを新聞記者と同じように扱えばいいだけだと思っている。
確かにどのように扱ったらいいのかわからない気持ちはわかるんだけど、従来のメディアの記者に対してやらないことは、ブロガーに対してもやらなくていい。
その代わり、褒めてくれるとは限らないし、絶対書いてくれる保証もないことを覚悟しないといけない。すごく簡単に言うと、それだけ。

私はこの部分に賛成なんだけど、(誰かが言ってた、焼畑農業的な)PPPって、まさにこの前提崩してるわけでしょ。とりあえず書いてくれるし、とりあえず褒めてくれる、しかもたくさんの人が。これ発注する会社って、よっぽど自信ないんだよ、やっぱり。それか担当者が目先の成果に追われてるか、上司が目先の成果を求めてるか、それか(以下略)

Google急上昇キーワードの件も、最後のほうに「CyberBuzzのキャンペーンに参加しております」とか書いてる人いるわけですよ。タイトルに[CyberBuzz]って入れて欲しい。そうすれば検索結果に表示されても、クリックしないという選択ができるから(それでもクリックする、という選択も、もちろんあり得る)。

「PPPの記事は見たくないなら見るな」とか言わないでくださいね、見るまでわからないケースが多々あるんだから。

(PPPのところをいろんな言葉に置き換えてもらうことも可能だったりして)

あー、全然まとまりがつかないけど、とりあえす。


「よっぽど自信ないんだと思うな、それか…」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    まさにビジネスを称賛する記事でした。最初「サクラで仕掛けた成功を、そこに触れずに称賛するなんて、媒体にとっては大事な広告主かもしれないけどなめてるなあ」と思いながら読んだのですが、最後に広告とあって、さらにガッカリしました。
    まあペイパーポストの問題は見ているといろんな人の無知とか無邪気さが重なり合って起こっているので、なかなかなくなりそうにありませんが、とりあえず「広告主による事前確認ができない」点と「掲載先を把握(指定)できない」点で、雑誌等の記事広告とは別物であることはもう少し(広告主側に)知っといてほしいなと思います。

  2. > まさにビジネスを称賛する記事でした。
    広告主は満足してるんですかねえ。満足してるのだとしたら、発注者としてのプロ意識は……。

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