「クチコミの技術」読了

世の中には紙メディアの力しか信じない不幸な人がいます。「この本を携えてドアをノックしたい気分」とは、今のこの感覚のことでしょうか。これからのことを煽る本ではなく、つい最近起きたことをわかりやすくまとめた本で、しかも押しつけがましくなく読みやすいです。

「紙メディアの力しか信じない人=紙メディアの編集者」ではなくて、むしろ紙メディアでメシ喰ってきたデザイナーに多いです。紙しか信じないというか、Webを見下すというか。

「知らないからって見下すなよ」と思うし「見下さなくたってあなた方は素晴らしい仕事をしているし、これからも生き残っていくでしょう。ただ、何が起きてるのか知っておいたほうが良いかと?」と思うわけですが、知るための材料のひとつとして、この本はおすすめできます。

この本を読んで気づくべき点は「すでにいくつかの企業は気づいている」ということです。だからこの本が出ています。この「気づいている企業」は、増えることはあっても減ることはありません。私さっきから同じ言葉ばかり使ってますが、最初のアクションとして大事なのは「気づき」です。


クチコミの技術