10月14日、大宮にオープンする鉄道博物館に関して、メディアでも少しずつ伝えられるようになってきたみたいです。で、話題の一つとして蒸気機関車「D51」の本物のキャブ(運転席回り)を用いたシミュレータがあります。これはちょっとヤバそうです。
リンク: 編集長敬白: 驚異のD51運転シミュレータ。.
事前に缶圧力計と水面計を確認し、ドレインコックを開け、出発信号機の進行現示を喚呼確認、リバー(逆転機)をフルギアに。汽笛ペダルを踏んで発車汽笛を吹鳴、ブレーキを緩解し、シリンダー圧力計を見ながらレギュレータ(加減弁ハンドル)を引き、ブラスト音に合わせてすぐにカットオフを調整し…はっきり言って“素人”には発車さえおぼつきません。
ひえー。更に……。
とにかく何もかもがいっさいの妥協なしに実物同様に機能し、それを的確に操作しない限りは運転できない点です。たとえば缶圧力。ペアになった助士役がセンサーを組み込んだ火室に模擬石炭を投炭し、投炭量と位置をセンサーが感知して缶圧が上下します。
なんと、ちゃんと石炭もくべてやらなくてはいけない!
まだまだあります。
リンク: 編集長敬白: 迫真のD51シミュレータ。.
狭いキャブ窓からの前方確認はこのシミュレータの難関のひとつで、難易度の高いプログラム設定では、右カーブでは実物さながらに助士役が信号確認をしなければならない。
むー。これ、一人でも体験できるんですかね。ちゃんとインストラクターはつくようですが。
ちなみに、D51の機関士が座るところにある窓は……。
D51 200 posted by (C)macforest
どの部分だか、わかりますよね! こんなに小さい。
おそらくこのD51シミュレータ、「碓氷鉄道文化むら」でやっている実物の電気機関車の体験運転に次ぐ「難関」となるのではないでしょうか。
リンク: 鉄道博物館.