首都圏でPASMOが騒がれる以前から高松ではIC乗車券が常識だった?

ひょんなことから、NIKKEI NETに掲載された東芝の広告記事を発見しました。そこに書いてあったのは、四国の地方私鉄「高松琴平電気鉄道」が2005年2月から非接触型ICカード乗車券「IruCa」を導入しているというものでした。

リンク: NIKKEI NET 広告特集.

ICカード乗車券「IruCa」の運用は2005年2月から始まった。「当初約1年間で既存乗客の7割に当たる3万枚の販売を目標にしていましたが、それを1ヵ月で達成しました。10月時点で6万枚を超えています、さらに朝のラッシュ時の利用率は91.6%と高く、実際によく使われていることを示しています。」と川上純一取締役鉄道事業本部長は話す。

「IruCa」が受け入れられた事情には、そもそも磁気券による自動改札が導入されていなかった同電鉄の事情もあるかもしれません。地方私鉄は無人駅が多く、車掌や運転手が運賃の授受を行うケースが多いからです(そんなやり方でも大丈夫な規模ということ)。そういう状態だったからこそ、非接触型ICカードの便利さがウケたのかもしれませんね。


朝湯、昼酒、ローカル線