発売を終了するパスネット

つい最近まで関東の私鉄利用者の間で常識だった「パスネット」ですが、PASMOが急速に普及したことを受けて、2008年1月10日をもって販売を終了することになりました。また、自動改札機での利用は(舞浜リゾートラインを除き)3月14日までとなる予定です。

リンク: パスネット – Wikipedia.

パスネットという仕組みは、かつてJR東日本が提供していたイオカードと同じシステムです。私鉄系パスネットの起源は、営団地下鉄南北線で導入された「NSメトロカード」と、都営地下鉄で導入された「Tカード」にさかのぼることができると思います。そして1996年に営団地下鉄が「SFメトロカード」を導入し、さらに「Tカード」と共通化されたことで、1枚のカードで営団・都営が乗り降りできるようになりました。当時としてはたいへん便利なことで、私も仕事の移動(制作会社の営業部でトラフィックと進行補助のバイトしてました)で愛用していました。

その後パスネットが導入され関東の私鉄や地下鉄で利用でき、利便性は大きく向上したわけですが、一方でJR東日本はICカード「Suica」を導入。また、路線バスは路線バスでバス共通カードがありましたから、公共交通機関で移動するビジネスマンの財布にはたいてい、パスネットとSuicaとバスカード、そしてSuica定期券を使っていない人は磁気券の定期券も持っていたわけです。私も仕事の移動はすべて公共交通機関ですから、定期こそ持ってませんでしたが財布の中はカードだらけでした。

ついつい財布の中に、使用済みの磁気カードが貯まってしまうんですよねぇ(私だけ?)

今はSuicaしか持ってません。財布が少し薄くなりました、たぶん。


鉄道コレクション小田急2200形旧塗装

「発売を終了するパスネット」への2件のフィードバック

  1. macforest様
    初めまして。JKNと申します。愛読させていただいています。
    今回初めて投稿したのは、NSメトロカードの「NS」とは何ぞや?という疑問が氷解したからです(南北線でNSなんですね)。
    丸ノ内線を通勤で利用しますが、NSメトロカードって何だと、
    広島の田舎出身者で鉄な私は考え込んで、
    地下鉄にちなんで、夜も寝られませんでした。
    ちなみに戸塚区民で戸塚駅利用者ですが、
    時々、湘南台経由でロマンスカーを利用します。

  2. コメントありがとうございます。私はSFメトロカードの「SF」を「スーパーフリー」だと思い込んでました……。

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