パクってパクられ歴史は繰り返す?

中国による日本製品の「パクリ」について、さいきんテレビのニュースやワイドショーで見かける機会が多くなりました。また、最近では、中国が日本の新幹線の技術をベースに、新型車両を「自主開発」したことがニュースになったりもしています。

リンク: 新幹線の技術盗む? 中国が300キロ列車完成 – MSN産経ニュース.
 ↑上記記事のはてブ↓
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://sankei.jp.msn.com/world/china/071222/chn0712221844006-n1.htm

まぁこれは、技術供与自体が契約に含まれていたので、当然の結果です。契約に基づいているのだから、仕方がありません。パクりや偽物ではありません。残念な感はありますけどね。あと、車両は作れても、運行システムはどうでしょうね?

ベースになっているのは↓コレです。

リンク: 中国高速鉄道CRH2型電車 – Wikipedia.

ちなみに、日本は明治〜大正〜昭和初期にかけて、イギリス、アメリカ、ドイツ等から蒸気機関車や電気機関車を各種輸入し、それらをベースにして「国産化」を行ってきた経緯があります。最初は「コピー」から始まりました。ライセンス生産などという言葉ではないのがポイントです(もちろんライセンス生産もありましたが)。

リンク: 日本の蒸気機関車史 – Wikipedia.

今では日本の鉄道車両メーカーが、アメリカやヨーロッパのメーカーと競い合っています。アメリカの路面電車が日本製だったりするわけです。

時代の違いはありますが、技術供与の契約に基づいた「国産化」のほうが、よっぽどマシです。残念な感はありますけど、冒頭の記事にある中国の高速列車は、おそらく「パクリ」には当たりません。残念ですけどね(しつこい)。

クルマにしたって、日産セドリック330、同じくケンメリスカイライン、初代トヨタセリカ……アメ車のデザインをパクった日本車はいくつもありました。

アメリカにおける人気のセダンが、カムリやアコードだったりするのです。

まさか、日本の鉄道に中国の車両が導入されることはないかと思いますが……。


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