スーパーおおぞら事故は推進軸の脱落か

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JR北海道の石勝線で、ディーゼル特急がトンネル内で火災を起こし立ち往生、乗客が避難するという事故がありました。

特急脱線:800メートル手前 車両下部の部品2個が落下 – 毎日jp(毎日新聞)

北海道占冠(しむかっぷ)村のJR石勝線トンネルで特急列車「スーパーおおぞら14号」(6両編成)が脱線し、車両に白煙が充満した事故で、JR北海道は28日、列車が脱線したとみられる約800メートル手前で車両下部の金属部品2個が落下していたことを明らかにした。同社は部品落下で列車に何らかの異常動作が生じ、脱線に至ったとみて事故原因を調べている。

記事によれば、脱落したのは推進軸とのこと。

同社が事故後、現場付近を調べたところ、脱線した2号車の前の車両下部にあるエンジンと車輪をつなぐ「推進軸」(長さ約1.1メートル、重さ約83キロ)という鉄製の円筒部品が一部破損。脱線した痕跡が残っているトンネル入り口から約600メートル手前の地点から約800メートル離れたところに落ちていることが分かった。

現場の第1ニニウトンネルは685m。避難された方々はかなりの恐怖を感じたことでしょう。

JR北海道から、事故の状況を説明するPDFが公開されています。

事故を起こしたのはキハ283系で、スーパーおおぞら以外にも、スーパー北斗等広範囲に使用されていますが、全車順次点検といった事態もありえるのではないでしょうか。

冒頭の画像は筆者が2006年にたまたま撮ったキハ283系です。撮ったときは何系かなんか気にしてなかったのですが、この記事を書いていてふと思い出しました。

(須貝弦)