間違いだらけの地下鉄選び:東京メトロ副都心線

14日に開業したばかりの東京メトロ副都心線ですが、つまらないトラブルが相次いでいます。

まずはコチラ。

リンク: 東京メトロ.

1.有楽町線・副都心線ダイヤ乱れについて
 平成20年6月16日(月)7時30分頃、西武線からの列車の進入遅れに対する対応に手間取り、有楽町線の列車が遅延いたしました。また、有楽町線(氷川台~小竹向原駅間)でのお客様救護及び乗務員の機器操作不慣れにより小竹向原駅での発車が遅れたことも重なり、有楽町線と副都心線のダイヤが長時間乱れました。

信じられません。乗務員の習熟を兼ねた試運転は散々行われたはずで、それには当然西武線の車両なども用いられたはずですが、機器操作の研修は行われなかったのでしょうか。だとしたら、残念ながら「アホ会社」です……。

もうひとつ。

2.東新宿駅誤通過について
 (1)発生日時
 平成20年6月16日(月)16時39分
 (2)発生場所
 副都心線東新宿駅(東京都新宿区新宿七丁目27-11)
 (3)関係列車
 B1643S列車(渋谷発 和光市行き 各駅停車 8両編成)
 (4)状況
 担当運転士は、新宿三丁目駅を発車後、新宿三丁目~東新宿駅間の運転方向確認灯が所定と異なった進路を(急行列車のルート)指示していたたことに気づき、直ちに非常ブレーキを施して停止しました。指令所では、該当列車の停止位置から既に各駅停車ルートに戻れないと判断したため、東新宿駅を通過し、西早稲田駅まで運転しました。
 (5)原因
 指令員が誤ったルートを設定したため。

言葉もありません。

そして17日。

リンク: 鉄道トラブル:東京メトロ副都心線、連日遅れ 停電で30秒停止--開業から4日 – 毎日jp(毎日新聞).

 東京メトロ副都心線(埼玉・和光市-東京・渋谷)は17日朝、2カ所の変電所のブレーカーが作動して停電し、14日の開業日から4日連続でダイヤが乱れた。東京メトロは「走行中の電車が偶然、一斉に加速したことで瞬間的に過大な電流が流れた。他の区間でも起こりうる」としている。

確かに理論的には起こりえますが、じゃぁ他の路線でこういった原因の停電が日常的に発生するかというと、否です。確かに、ときどきは発生してますけどね。単に変電所の容量がギリギリのまま開業しているだけなんじゃないかと……。

そして副都心線と言えば、複雑な運行系統も自慢(?)
東上線〜有楽町線、東上線〜副都心線、西武線〜有楽町線、西武線〜副都心線と、大雑把にわけて4系統あるわけです。これが将来、東横線とも直通運転だなんて!

列車種別も強烈。

リンク: asahi.com:東京メトロ副都心線、時刻表公表 有楽町線からみ複雑に – コミミ口コミ.

 さらに、混乱を招きそうなのが、会社間の境目となる駅で、種別(急行や各駅停車といった列車の種類)が変わる列車がたくさん登場することだ。たとえば、メトロ線内は「各駅停車」だったのに、西武線に入ると「準急」になる列車や、逆にメトロでは「急行」だったのに、西武線に入る「各駅停車」になる列車もある。平日の、メトロ→東武線・西武線方向の列車だけを数えても、約80本ある。

「西武線内は準急で地下鉄線内は各駅停車」というのは、わかる気がしますが、「地下鉄線内は急行で、西武線内は各駅停車」というパターンは、他の相互乗り入れではあまり見ないですよね。もっとも、列車種別が複雑なのは、乗り入れ相手の西武鉄道・東武鉄道ともに種別が複雑であることとも関係しているような気もします。小田急なんて、区間準急等できてからずいぶん複雑になった気がしていましたが、彼らに比べたらまだマシです。

副都心線で何かもっと大きなトラブルが生じたら、例えば地下の電気施設で火災発生とか……ちゃんと避難誘導とかできるんでしょうか。10両編成の通勤電車をワンマン運転しているのも、副都心線の新規開業区間だけのはずです(南北線・三田線は6両)。

ついでにこんなのも見つけました。

リンク: peanuts:副都心線でふと気になったこと.

今日、私は副都心線で何本か停止位置を誤る電車に遭遇しました。停止位置を誤るといってもオーバーランではなく、本来の停止位置の少し手前に停車するというもので、一旦停車後に、再度加速し、修正してドアを開けるという動作が行われていました。副都心線のホームにはホームドアが設置されており、本来の停止位置にしっかり停めないとドアを開くことができないのです。しかも、副都心線は停止位置の精度を上げるために自動列車運転装置(ATO)を使っているんですよね。停止位置の精度が向上するはずなのに、何故変な位置で停まってしまうのでしょう??こういうことが起こると、やっぱり時間のロスが大きくなるはずです。ダイヤの乱れの背景にはこういうこともあったのかもしれません。

ダイヤの乱れとは関係ありませんが、ATOを使っている割にはもの凄くおかしな運転をしていたように感じられました。多くの電車が急加速と急停止を繰り返すような運転で乗っている側としてはちょっとびっくりでした。周りの利用者からも「この電車、運転が荒いね。」というような声が聞こえてきています。

営業運転初日ということで、ATOの扱いやプログラムの設計に不備があったのでしょうか??

ATOなのにまともに停車しないなんて、なんか怖いなぁ。


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