鉄道のポイントが凍結するのを防止するモノのひとつに、灯油式カンテラがあります。ポイント稼動部の下に、カンテラのスペースがあります。今では電気式のヒーターに置き換わってしまったりして、見かける機会が減っているようです。私が子供の頃、小田急線の駅の踏切なんかでも、寒い冬の夜になるとポイントの下でカンテラの火がゆらゆら揺れていて、灯油のにおいがしたのを覚えています。
7日の昼下がり、新百合ケ丘で電車を待っていたら、多摩線と小田原線が分岐・合流するポイントからうっすらと白い煙が上がっていました。さらに先のポイントには、赤いタンクを持った保線作業員の方が数人。カンテラに灯油をくべて、火をつけていたんですね。ちなみに、5日にはその新百合ケ丘でポイント凍結のトラブルがあったわけですが……。
ということで、万が一ポイントからうっすら白煙が上がっていても火事ではありません。少なくとも、寒い冬に関しては。