山手線でベビーカーを挟んだまま発車してケガ人が出た件。
まず、無理なタイミングで乗ろうとして挟まったなら母親が悪い。
次に、挟まったまま発車させてしまったJR東日本が悪い。
ここで注目したいのはJR東日本のほう。
ドアが閉まったことを示す運転台のランプが点灯したら、そのまま発車させてしまうというワークフロー自体がおかしい。センサーで感知できなければ、必ず発車させてしまうんですよ。何かトラブルがあったとしても「発車した後に緊急停止する」しかない。
東京メトロや小田急などを見ていると、ドアを閉めた後、車掌が目視とモニターで安全を確認し、運転士に合図を送ってから発車という手順を踏んでいます。
どちらがより安全マージンをとっているかは、素人でもわかります。
車掌が目視で確認して合図を出してから発車する小田急でも、駆け込み乗車の人を挟んで引きずって走り出すという事故が起きましたね。線路に転落しながら骨折ですんで不幸中の幸いといったところでしょうか。しかし車掌から比較的近い車両(後から3両目)とは……車掌はどんだけボーッとしていたのでしょうか。