新型ロマンスカーVSEに初乗車

05032000030503200001熱が冷めるまで乗らない」と言っていたにも関わらず、今日の夕方に町田から乗ってしまった(私、町田市民なもので)。新宿に用事があって、ふと気になってWebで空席検索したら後展望があるって言うんだもん、乗っちゃうよ。

初乗車の感想。まずホームに入ってきたときに思ったのが、外から見たときのインテリアの印象がすごく良いこと。通り沿いの素敵なカフェを見ているような印象なのだ。ホームに滑り込んでくる間、ちょっと見とれた。VSEの1・2号車乗車位置には「明らかに異質な集団」がいるので、私は離れた位置で待ち、列の後ろについて乗り込む。

中に入ると「ルーミー」のひと言。カメラを持った鉄ヲタが通路を塞いでいるのだけが残念。そして後展望に腰を下ろすと、ドーム型の天井による適度な包まれ感があり、それでいながら大きな窓からくる開放感もある。とにかく展望席の窓が大きい。Aピラー(と表現していいのだろうか)が「お前、バブル期のマツダ車か」というくらい太いのだが、中から外を見る限りは、とても視野が広い。後展望の通路側だったので、首をちょっとだけ傾ければ展望が楽しめる……と思っていたらシートサービスのアテンダントが来たのでコーヒーを注文。ほどなくして、素敵なグラスに注がれたコーヒーが届く。ワゴンサービスでその場でガチャガチャやるのよりスマートだが、注文が多いときはどうかな。

さて、乗り心地。シートの座り心地に関しては、30分弱の乗車では「フツー」としか言えない。ただ、私が後展望に座った限りでは足下が余裕の広さで、とにかくノビノビできるのは大柄な私にとって良かった。ひとつ気になったのは、ポイント通過時の横方向の揺れ方。一瞬「横方向に直線的な衝撃」が、パコーンッって感じでやってくる。HiSEやLSEでもその感じはあったと思うけど、やっぱり初物なせいか異質な感じがした。

具体的に「乗り心地がいいかどうか」と問われたら、特別なものがある感じはしなかったのだが、とにかく雰囲気がいい。真剣に作ったことが伝わってくる。良いサービスを提供したいという心意気を感じる。つまりVSEとは「ユーザエクスペリエンス」を追求したロマンスカーなのだ(と、えらそうに)。

そんなワケで、新宿到着時にリュックを背負って通路を塞いでいた鉄ヲタ(前出のと同一)にムッとしながらも、満足なうちにVSEの初乗車を終えた。

「新型ロマンスカーVSEに初乗車」への1件のフィードバック

コメントは停止中です。