Leopardをインストールし直す

<<以下の記事を読んで真似して失敗しても責任は取れません、念のため>>

実は私、昨年末にLeopardを導入するとき、Tigerに上書きインストールしました。Time Machineがコケたこともあって、ここらでいっちょ新規インストールするべ!と思い、Time Machineと「Backup」で二重にバックアップをとってから、クリーンインストールを実施。といっても移行アシスタントでデータ移行するので、本当の意味での「クリーン」ではないかもしれませんが……。ともかく、インストールし直して、さらにデータを移行(というか復旧ですね)させたところ、HDDの空き容量が5GB増えていました。それだけ無駄があったということでしょうか。断片化もしていたことでしょう。

さて、今Leopardで動いているMacに、Leopardをインストールし直したいという場合、もしくはLeopardのマシンから、別のLeopardのマシンに乗り換えたい場合、Time Machineのバックアップデータを使ってデータ移行させることができます。

で、ひとつ注意しなくてはいけないことがあります。Leopardを新規インストールした後の初回起動時、設定アシスタントが立ち上がり、アカウントを作成する際に「すでに Macをお持ちですか?」という画面が出て、データ移行を行うかどうか聞いてきます。Time Machineバックアップからデータ移行を行う場合は、このとき必ずデータ移行を実行する必要があります。

ascii24のサイトでは、以下のようにあります。
リンク: Leopardインストール詳解マニュアル.

既存のMacの起動ディスクから情報を転送するかどうかを選ぶ画面が現れる。ここでは新規インストールを行うので「情報を今すぐ転送しない」を選んで「続ける」をクリックしよう。なお、移行作業には結構な時間がかかる。データを転送したい場合は、インストール後に「移行アシスタント」を使うのがお勧めだ(6ページ参照)

しかし、Time Machine バックアップから移行したい場合は、別です。このとき「情報を今すぐ転送しない」を選択し、以前と同じアカウント名でアカウントを作ってしまうと、あとから移行アシスタントを使ってTime Machine バックアップから移行しようと思っても、アカウント名が重複してしまい、エラーが出ます。違うアカウント名で転送するように促されますが、私の場合、グループアカウントができて、ホームフォルダ以下のデータはそこに移行されました(アプリケーション等は起動ボリューム直下に移行されました)。しかもグループアカウント内のホームフォルダを共有フォルダに指定できない=アクセスできないという事態に。

面倒なのでグループアカウントは削除しました。でもって、先にも書いたように「.Mac」ユーザーにはおなじみの「Backup」のほうでもバックアップをとっていたので、iTunesライブラリや「Mail」のデータ、iPhotoライブラリ等はそちらから復旧させました。もしくは、どこにどんなデータが収まっているのか確実にわかるという場合は、Time Machineバックアップから手動でデータを持ってくることも可能です(一部は実際にそうしました)。

リンク: Leopard解体新書–第4回:Behind the Time Machine – builder by ZDNet Japan.

 このフォルダ階層は、FinderやTerminalから確認できる。暗号化は行われていないので、そのままコピーすれば、手動でファイルの復元も行えるぞ。

Time Machineって、別にDockにあるアイコンをクリックして宇宙の中に入らなくても、過去のデータを復元できるんです。便利ですよねー。

まぁそんなこんなで、Leopardの再インストール&再セットアップに週末を費やしました。

そして、その後ふたたびTime Machineバックアップがコケました……。


Apple MacBook 13インチ:2.1GHz【税込】 MB402JA(MB2.1COMBO) [MB402JAMB21COMBO]