倉庫の人に思いを馳せる



Oisogi


ここ数年、仕事で幕張メッセに行くとき京葉線の車窓から必ず目に入るのが、市川塩浜にあるAmazonの倉庫だ。


倉庫という職場は、なかなか大変だ。その大変さを思うと、なんだか「お急ぎ便」を使うのをためらってしまう。しかし、ニーズがあるからサービスがあり、サービスがあるところに仕事があるわけで、だったらむしろ使ってあげたほうがいいのかなとか思いながら、まだ一度もお急ぎ便を使ったことがない。最近Amazonを使っていると、常に市川塩浜の車窓が思い浮かんでしまう。自分でもちょっと変だと思う。


オトナ買いのエントリのついでに、ブックオフオンライン倉庫とカスタマーセンターが自分の生活エリアに近いことを知る。ブックオフオンラインを使うときや、万が一電話で問い合わせるときには、きっと海軍道路や八王子街道が思い浮かぶだろう。なお、私は(まがりなりにもカスタマーサポート経験者として)自前でカスタマーセンターを用意する企業には良い印象を抱いているから、電話でイジメたりしない。どうか安心して欲しい。


実は某自転車ディストリビューターの倉庫でバイトをしたこともある。しかも、真夏の恐ろしく暑い時期に。自転車屋さんの店先で商品を見ると、倉庫が思い浮かぶようになってしまった。お店からFAXを送るとあの部屋に届いて、スタッフが買い物かごを持って倉庫を歩き、荷物を作っていく過程を、どうしても思い出してしまう。


高校生のときはスーパーのバイトもした。特売の大根がバックヤードに堆く積まれ、ジャングルジムに登るように上のほうから売り場に出していった。その大根の葉っぱを「切ってくれ」という客が多いのには閉口した。茄子やトマトはけっこう虫に喰われていて、バックヤードで選別した。虫が喰うくらいだから、むしろ安心だと思った。


本屋で立ち読みをしていると、戸田あたりの製本屋を思い出すこともある。


家電量販店のバックヤードや事務所を見せてもらったこともある。店舗のきれいさからは想像もつかない劣悪な環境だ。ちょっと古い商業ビルで働いたことがある人なら、みんなわかるだろう。飲食店やコンビニなんかもそうだね。


そういういろいろな職場や人に思いを馳せながら日々過ごしているわけだが、さすがに「80円切手5枚」って言ったのに、家に帰って確かめたら4枚しか無かったのには頭来たよ〜>セブンイレブン


結論としてはやっぱり、いろいろな世界を見ておけよってことなんだけど。


そんなことを考えていたら、面白そうな仕事の打診がありました。中高生のとき憧れ、世話になった●●業界の裏側が見られるかも。話がまとまるといいなぁ。