CyclingEXではクロスバイクの記事を書くことが多い。中でもESCAPE Rシリーズはよく登場していて、なぜならやはり今の日本において「鉄板クロスバイク」だからだろう。実際、ESCAPE R3のカテゴリーの記事はよく読まれてる。
ただし、さすがに2010年モデルはライバルが増えたような気がする。いちばんのライバルは、身内のESCAPE R3.1。カラーバリエーションと、トリガーシフトの採用がウリだ。ただ、「グリップシフトよりトリガーシフトのほうが良い」という声は、確かに事実なのだが最初の1台としてはグリップシフトも便利だし、忌み嫌うほどのことでもないと思うのだが。
GIANT2010年モデル、トリガーシフト採用のESCAPE R3.1登場
個人的にいちばんのライバルだと感じているのは、SCOTTのSUB 40。作りは確かそうだし、あのカラーバリエーションは魅力。
スペシャライズドのシラスシリーズやTREK FXシリーズも根強いし、地味なところではGTのタキオンなんかも面白い。プロショップではない街の自転車店では、ブリヂストンのオルディナとも競うことになるだろう。
60周年を迎えたブリヂストンサイクルから入魂のスポーツ車ブランド「オルディナ」登場
景気の問題もあってか、クロスバイクでも7万円以下の価格帯が充実している2010年モデル。デフレはかんべんだが、競争相手が増えるのは良いことだ。