というわけで「楽しいみんなの写真」です。
楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
すでにあちらこちらで書かれているように、写真の技術書ではありません。デジタルカメラの時代になり、スマートフォンの時代になり、ソーシャルネットワークの時代になり、なんで私たちこんなに写真撮ってるんだろうね、写真撮るときに人って何考えてるんだろうね、撮った写真ってどうやって広まって行くんだろうね、撮った後、写真はどうなって、私は、あなたは、見知らぬ誰かは、何を思うだろうね、何が起きるだろうね……まぁ、そんなことが書いてある本、だと思います。
個人的に刺さったのは、
・P60の小見出し〜P64まで
・P115〜P116
・P126の後から6行目
・座談会
もったいないから引用はしません。
まぁなんというか、MLBとかNFLで例えると、上に挙げたうち3つ目まではレギュラーシーズンの私的ベストゲームで、座談会はワールドシリーズやスーパーボウルですね。
あと、この本の著者お二方は、たぶん原稿書きながら、書き手自身がいろいろ発見しちゃうあの状態を体験してるんじゃないでしょうか。そういう感じの生々しさがある本です。編集者のご苦労に思いを馳せたりもしますけれど、私はこういう本、好きです。
個人的にはどうも版面設計が受け入れ難いもので、最初15分くらい読み進めることができませんでしたが、そこを乗り越えて読んでみたら、共感というよりはいろいろ発見があって、一気に読んでしまいました。
写真はみんなのために。そして私のために。