東京ヤクルトスワローズのアーロン・ガイエルが引退を表明した。
魔将とか魔空間とか言われたガイエル。
“魔将”ガイエルの超能力?ヤクルトの大砲が見せる職人芸。(1/2) – Number Web : ナンバー
打率は2割台前半なのに出塁率が4割を超えるという特殊な打撃成績に、「なぜバットを振らない打者に、投手は四死球を連発するのか。それはガイエルが空間を歪めているからではないか」という“魔空間”操作説も浮上。ガイエルの周辺で、敵味方を通しておかしな失策やイレギュラーな打球が多発するのもそのためではないかと、ネタは広がっていく。
本塁打が多くて打率が低い印象を持っている人がほとんどだと思うけれど、野球オタクからすると、その低打率からは信じられないほど高い出塁率が魅力の選手だった。
例えば2010年は309打席で打率.199だ。本塁打は16本、41打点。一方、42四球、16死球を記録。出塁率はなんと.350と高い。MLBでも通算打率.246に対して通算出塁率は.322を記録している。
そして、何気に「守れる」というのも面白かった。
「数少ない幸せな外国人選手だった」~ガイエル選手が今季限りで引退 | 東京ヤクルトスワローズ公式サイト
「これまでスワローズには僕より立派な外国人選手がいただろう。でも、スワローズで、これほど楽しくプレーしていたのは自分くらいじゃないかと思うくらい、僕は数少ない幸せな外国人選手だ。それがとてもうれしい」
ガイエルが「解雇」ではなく「引退」という道を選べたことは、寂しいけれど、良かったと思う。
東京ヤクルトスワローズ #5 アーロン・ガイエル レプリカ ユニフォーム (ビジター) Mizuno |