まだまだ先の話だが、現在関東地方で提供されている「パスネット」と「バス共通カード」を統合したICカード「PASMO」が、2007年3月よりサービスインすることをご存知の方は多いのでは。もちろん、JR東日本「Suica」との相互利用も可能になる予定。乗車だけではなく、電子マネー機能も相互利用が可能なところはポイントが高い。ただし、PASMOではJR西日本の「icoca」との相互利用は予定に入っていない。
また、バスについては従来のバス共通カードが廃止になる。バス共通カードにはプレミアがついているが(希少価値ではなく、1000円のバスカードで1100円使えるとか、5000円のカードなら5850円使えるとか、アレのこと)、PASMOの導入に伴い「新たな還元サービスを各事業者で考える」と、プレスリリースでは発表されている。おそらく、「路線バスの車内や営業所でチャージした際に、路線バスだけで利用できるポイントを還元する」というのが私の予想だ。路線バスを利用した際に、そのポイント分から優先的に消費されるようにしておけば問題ないだろう。手持ちのポイントを、各路線バス事業者で共通して利用できるのが望ましいが、「各事業者で検討」とのことなので、難しいかも?
ロマンスカーのユーザとしてはぜひ、小田急に「PASMO特急券」を採用して欲しい。Suicaグリーン券が可能なのだから、PASMO特急券も難しいことはないだろう。小田急ロマンスカーの場合は全席指定が前提になっているし、車内検札も基本的に行わないから、JR東日本のグリーン車のように各座席にセンサーを設けるような必要もない。そのかわり、車掌が持っている端末をPASMO対応のモノに更新すればいいだろう(SONYが圧倒的に有利か?)。特急券を買うたびに何%かポイント還元されたら、もう言うことないのだが。
最後にICカード、とくにSuicaやPASMOが採用している「FeliCa」を使ってどんなことができるのか、そしてどんなソリューションがすでに実現しているのか、参考リンクを貼って本日はおしまいとする。
リンク: FeliCa – Wikipedia.
リンク: JALグループ・JR東日本 広範な業務提携に合意!「JALカードSuica」の発行を決定!.
リンク: 電子自治体ポータル : 大阪府池田市、阪急電鉄などの非接触ICカード「PiTaPa(ピタパ)」を入退室管理に採用.