ブロガーと企業の「良い関係」


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直近3つのエントリーは私の中で「電波3部作」と呼んでいたのですが、どういうわけかアクセス数を増やす結果となりました。とりあえず3部作は終了したので、今回のエントリは3枚目のアルバムからシングルカットされた曲のカップリングと思って読んでください。

「ブロガーと企業の良い関係」という言葉をときどき耳にします。「ブロガー」という字面だけ見ると「また(一部の例の)ブロガー連中かよ」と思うかもしれませんが、字面に惑わされるのはやめましょう。

「ユーザー」とは単にモノを買うだけではなく、あるときは「レビュワー」であったり、「フォロワー」であったり、「勝手連的SPプランナー」であったり、「妄想マーケッター」であったりします。そしてブログという、思考ログを残し発信するツールを持った「ブロガー」であったりします。つまり「ブロガーと企業の良い関係」っていうのは、結局のところ「カスタマーと企業の良い関係」にインクルードされているのであって、「いくつかある属性の切り分け方の一つ」程度に私は思っています。

前置きに字数を割きすぎましたが、差し当たってこのブログを書いている、ユーザーでありカスタマーである私と、企業=小田急電鉄は良い関係なのか、ということを考えてみましょう(笑)

電波3部作の前2つ(=一連のロマンスカー“50周年”問題)であるとか、電車遅延時の対応に対する文句の言い方などを見ると、読んでいる人は「コイツは本当に小田急沿線というブランドにプライオリティを置いてるのか」と思われるでしょう。私は、ブログに書いてあるような小田急に対する文句を、ときどき実際に小田急のお客さまセンターにメールで送り、その都度お返事をもらったりもしています。不満を抱いて終わり、ブログに吐き出して終わりというのではなく、利用者として「おかしい」と感じたことは逐一お客さまセンターにメールをしているのです(返事も頂いてます)。

鉄道はインフラだし毎日大量のお客さんを運んでいるわけだから、ひとつひとつの「おかしい」と思うことも「仕方のない日常の1シーン」として流されがちだし、諦めがちです。そういうことをときどき掘り起こして伝えるのも、ある意味では「アクティブなユーザー」だと私は思っています。だから、クレーマー扱いされない程度に(理不尽なことを言わない、ウソ書かない、誇張しない等々)、そして鉄道は公共サービスでもあるので必要以上にお客ヅラをすることなく、「ユネッサン」のチケットをねだったりすることもなく(笑)、これからもブログに書き続けます。そういう利用者がいても、良いかどうかはわからないけど、悪くもないはずです。

もちろん、たまには楽しいことも書きたいと思います。


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