小田急電鉄が来る3月15日にダイヤ改正を実施します。このダイヤ改正によって、小田急小田原線ユーザーにとってはおなじみだった「急行箱根湯本行き」がなくなることになりました。小田原〜箱根湯本間の箱根登山線内をロマンスーカー以外すべて4両編成に統一すること、その区間にある風祭駅のバリアフリー対応などが理由のようです。
以下、プレスリリースから引用
箱根登山線風祭駅のバリアフリー化に伴い、箱根登山線内（小田原～箱根湯本間）はロマンスカーを除き、すべて４両編成で運転し、箱根湯本行きの急行をすべて小田原行きに変更します。これにより、一部の列車を除き、急行の途中駅での車両の連結・切り離しを廃止し、新宿～小田原間の急行を１０両編成で運転します。
もともと風祭駅はホームが短くて、小田急から6両編成で乗り入れた急行電車は1両しかドアが開きませんでした。風祭駅に到着すると、駅員が非常用ドアコックを使って1両分だけドアを開くというローテクなことをやっていたのです。その風祭駅でホーム延長工事が行われ、4両編成までなら対応できるようになります（同時にかさ上げも行われて、車いすでの乗降もしやすくなります）。そんなこんなで小田原〜箱根湯本間を走る電車は、ロマンスカー以外は小田急車4両編成に統一されることになりましたとさ。
となると、新宿からロマンスカー以外で箱根湯本より先に行こうとすると、急行か快速急行で小田原まで行き、小田原で箱根湯本行きに乗り換えて、さらに箱根湯本で強羅行きに乗り換えることになるわけですね（小田原から強羅に直通する電車も既に廃止されています）。「新宿から箱根湯本まで1本の電車で行きたければ、ロマンスカーに乗ってくれ」ってことなんでしょう。平日日中のロマンスカーは、かなり空いてますしね。
いずれにしても「急行箱根湯本行き」はあとひと月で見納め。新宿発のもそうだけど、町田始発6両編成の急行箱根湯本行きは、ちょいレアっすよ（笑）
リンク: 小田急電鉄.
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