小田急電鉄は19日、2008年3月からの東京メトロ千代田線直通ロマンスカーの運行計画と、それに用いられる新型ロマンスカーMSE車を発表しました。予想では「千代田線内発のホームウェイ号だけでは」と思われていましたが、実際には小田急→千代田線への乗り入れ、週末の運行、そして千代田線と有楽町線の連絡線路を用いた新木場方面への臨時特急の運転など、非常に多岐に渡った内容となりました。
また、一部の特急ロマンスカーの成城学園前停車も発表されました。成城学園前は小田急線、それも世田谷区内ではたいへん重要な役割を担う駅です。特急ロマンスカーが速達性よりも快適性と着席保証をウリにしていること、世田谷区民のユーザー開拓ということを考えれば当然の選択だと思います。
千代田線に話を戻しますと、ロマンスカーは北千住からの運行となるようです。単なる「通勤ライナー」ではなく、JR常磐線やつくばエクスプレス沿線の人に「箱根」を意識させることができそうですね。
しかし、こんな大事な発表に日に信号機故障でダイヤをわやくちゃにしてしまう小田急は、さすがとしか言えません。