「特急ロマンスカーが運休」といういつものセリフ

台風がやってきて、結構強い雨を降らせた。交通機関に影響が出ているが、このようなとき必ずテレビなどで必ず聴かれるセリフが「小田急電鉄では、新宿と箱根湯本や片瀬江ノ島を結ぶロマンスカーが運休となっています」というもの。主に天候上の理由でダイヤの乱れが予想される場合には、まずロマンスカーが運休となる。今日などはJRでも「あずさ」系統や「踊り子」系統、房総特急や通勤ライナーを運休にしていたので、「まずは優等列車を運休にして普通電車の運転を確保する」というのが定石のようだ。とくにロマンスカーに関して言うと、小田原〜箱根湯本間や御殿場線は地形上の理由でどうしても豪雨・大雪になりやすく、ダイヤへの影響を及ぼしやすいので、「致し方なし」といったところ。

台風とロマンスカーで記憶に残るのが、あの2001年9月11日だ。この日は台風15号が暴風域を伴って関東に上陸。大荒れの天気となった中、私は早めに電車に乗って、有楽町のビックカメラへと取材に出かけていた。この日も確か、ロマンスカーは運休していたと思う。そして取材が終わり午後のなるとロマンスカーの運転も再開。EXEに乗って家に帰ったのを明確に覚えている。