小田急電鉄では、2005年3月より新型ロマンスカー「VSE」こと50000形を導入する。すでにニュースサイトや小田急電鉄のWebサイトにその姿を現しているので、ご存知の方も多いのではないだろうか。
1996年にデビューした「EXE」こと30000形は、ビジネス客や買い物客を意識した作りになっていたが、最新作のVSEはズバリ「箱根の復権」という重責を担っており、EXEとは段違いとも言えるほど豪華な作りとなっているようだ。そしてこのVSEは、鉄道車輛の専門家ではなく、関西国際空港旅客ターミナルなどを手がけたアーキテクトであり、神戸芸術工科大学教授の岡部憲明氏が手がけているというのも大きな特徴。これは久々、積極的に「乗ってみたい」と思わせるロマンスカーの登場だ。
「小田急ロマンスカーだより」では、今後VSEについての考察などもしてみたいと思う。そのために、普段は買わない「鉄道ファン」も買う予定(笑)