水曜日、ちょっと遅く起きて朝刊を手に取り社会面を開くと、やや大きめの見出しが目に入り、次の瞬間にはなんだかもう頭がクラクラしちゃいました。インクのにおいがきつかったわけではありません。もちろん、コレの件です。
「犯行示唆」「ウィキペディア」の単語が目に入った瞬間に、オチがわかってしまいました。そうです、今さら言うまでもなくWikipediaの編集履歴に表示される時間は協定世界時なのでした。未明に祭りになってたなんて知らなかったよ〜。お昼前に毎日.jpにお詫びが載ったようです。
リンク: おわび:「ネットに犯行示唆?」の記事について – 毎日jp(毎日新聞).
そして日付がかわってからやっと読めた夕刊。
大きな事件が起きて、その後それに関係するWikipediaの項目が編集されると、表示されてる時間が協定世界時だということを理解していないのか、2chのニュー速とかで「犯行予告が」とか言い出す人が必ずいますよね。まさか新聞記者も同じレベルだったなんて……そしてテレビの朝ワイドショーでもそのまんま垂れ流すって……。
ひとつ思い出したことがあります。1999年頃のことですけど、毎日新聞の記事で「官公庁のホームページアドレスのいくつかが間違っている」というような記事があったんですよ。保存してないから、記憶の中の話なんですけど。で、なんのことかと読んでみると、当時まだ官公庁の中にも、本庁はともかく各部局等が立ち上げたオリジナルサイトだと独自ドメインじゃなくて「http://www.hogegoge.rim.or.jp/~hogehoge/」(←あくまでも例)みたいなところもあったんですよね。ようするに90年代半ば、本庁より先にサイトを立ち上げちゃってたケース。
で、その状態を指してですね「本来なら〜go.jpでなければいけないのに、間違ったアドレスになっている。これは問題だ」っていう記事だったんですよ。「間違っている」って、言いますかねそういうのを。ってことで電話で問い合わせたら執筆した記者からFAXで「わかりやすく表現したつもりでした」って回答が……今思えばあの記事と返答FAXは保存に値したよなぁ(笑)
まぁ、結局まるで無関係な無駄話なんですけど。