以前、六軒事故という鉄道事故に関することを書きました。
リンク: Macforest Weblog: 新聞はもはや、ちょっとした話題ですら事実にはリーチしてくれない.
52年前に大事故を起こした機関車が橋本市に保存されており、その機関車が「当事者」であることは以前から知られていたのに、今年になって突如、橋本市内の社労士のおじいさんが、その事実を「発見」したと、報道されているのです。
その後、追悼式典も行われたそうで。
リンク: 52年前の脱線転覆事故 事故機関車前で追悼 和歌山 – MSN産経ニュース.
修学旅行中の高校生らが死亡した52年前の脱線転覆事故に関係していたことがわかった蒸気機関車「C57110号」が展示されている橋本市の市運動公園で14日、機関車の清掃などに取り組んでいる地元の人たち約50人が追悼のつどいを開き、機関車の前で高校生らの冥福(めいふく)を祈った。
この機関車は昭和31年10月15日、旧国鉄参宮線六軒駅(三重県松阪市)構内で、脱線した東京教育大(現筑波大)付属坂戸高校(埼玉県)の修学旅行生らが乗った快速列車に反対方向から突っ込んだ。高校生ら42人が死亡する大惨事となり、「六軒事故」として記録されている。
これまでこうした履歴は分かっていなかったが、橋本市内の鉄道ファン、森本宏さん(72)が和歌山線を走ったことがない機関車の展示に疑問を抱き、交通科学博物館(大阪市)などで調査して突き止めた。
『こうした履歴はわかっていなかった』って、いや、わかってたんだけど(笑)
追悼するのは結構ですけどね、「発見者」にしたてて記事を書くって言う根性が気に入らないですね。ねつ造ですよ、これ。